小児ぜんそくの薬を使い続けても大丈夫?

2012/04/12

ぜんそく治療では、専門医の指導を受けながら、
発作が起きないよう症状を
長期間コントロール(管理)することが必要です。
小児気管支喘息治療・管理ガイドラインにおいても、
ぜんそくの長期管理薬として吸入ステロイド薬(ICS)が、
基本的な治療薬として位置づけられています。
この吸入ステロイド薬は、気管支の炎症を抑えることで、
発作を起こりにくくして、ぜんそくの症状を改善するお薬です。
吸入ステロイド薬は有効成分が直接気管支に届くので、
のみ薬や貼り薬、注射よりも少ない量で効果があり、
体への影響も少ないのが特長です。

長期管理薬は、自己判断で中止したりせず、
症状がなくても医師に指示された用量を
毎日きちんと使用することが大切です。
また同時に、生活環境を良くしたり、
ぜんそくを悪化させる原因(患者さんごとに異なる)
を避けることも重要です。

ぜんそく薬について詳しい情報を掲載しているウェブサイトもあります。