子どもたちのこと~<HELP!!!>~

2013/10/17

朝起きると、前日37℃台だった微熱は38.8℃に上がっていた。
どうしても布団から起き上がれないけれど、
どうしても起き上がらなくちゃ。
その日は研究授業と言って、たくさんの先生方に
授業を観ていただく日だったのです。

あと、5分たったら起きる。

あと、5分たったら起きる。

そんなことを何度か繰り返し、
いよいよもう起きなくちゃと「えいっ」と起き上がった。
動き始めれば、どうにかこうにか行けそうな気がした。

3時間目の研究授業はしんどくて、
緊張するどころじゃなかったよ。
何とか授業を終えると本格的に辛くなった。


私が調子が悪いことを知って、給食の時間、
ある子が声をかけてくれました。
「先生、大丈夫?」
「寒い」
「先生、寒いの?どこが寒いの?」
「手」
「手?ぼくが温めてあげるよ。ほら、そっちの手も出して」


昼休みにまたやってきて
「先生、寒い?」
「寒い」
「今度はどこが寒い?」
「背中」
背中をポンポン温めてくれました。

子どもの小さな手のあたたかさ。


家に帰ると、39.5℃。
全力を振り絞ってバナナを食べたけれど、
どうしても皮をゴミ箱に捨てに行く勇気が出なくて床に放置したよ。