現代の食生活と子どもの歯のお話

2012/10/22

現代社会特有の食文化の影響で
あごが小さく歯並びの悪い児童生徒が増えているそうです。
11月8日は「いい歯の日」ということもありますので
今回は「現代の食生活と子どもの歯」について調べてみました。

よく最近の子ども達はあごが小さいと言われます。
これは、食生活が変化し柔らかいものばかりを
食べるようになったので、あごの骨と筋肉が
発達しきれないためだそうです。
あごが小さいと乳歯から永久歯に生え変わる際に
狭いスペースに無理やり生えてきてしまうので、
歯並びが悪くなり「不正咬合」を引き起こします。
不正咬合はむし歯や歯周病の原因となるだけでなく
心身に様々な悪影響を及ぼしてしまうようです。
例えば奥歯の咬み合わせが悪い事での消化不良。
これは、咀嚼のさいに食べ物をしっかりとすりつぶせず、
胃に負担を掛けてしまい引き起こされます。
さらに、歯列の悪さを気にして人前で笑顔になるのをさけたり
発音が不明瞭になっているのを気にして会話を避けるなど
性格に影響を与えてしまうこともあるようです。
不正咬合の予防には骨の成長期でまだ乳歯が生えている
子どもの間にしっかりと咀嚼しあごの骨と筋肉を鍛えることが大切。
その際、一口につき30回噛むのがよいとされています。

食生活以外にも、
毎回おなじ方の手で頬杖をつき左右のあごの骨がずれたり
うつぶせで寝て、下あごが押され上あごがでたりと
日常生活の習慣が原因になってしまうそうなので
子どもの何気ない癖にも気を配ってあげたいですね。

リンク

日本歯科医師会~歯の学校~

東京医科歯科大学~子どもの生活習慣と虫歯の関連~

長野県歯科医師会~現代生活と歯~

長野県医師会~これからの学校歯科保健活動~

「おかあさんの保健ノート 丈夫な歯のお話し」

おすすめ参考書