「もしもハチに刺されたら」

2013/10/02

そろそろ秋も深まってきました。
涼しくなり、屋外で身体を動かすにはうってつけの季節ですが、
この季節に気をつけたいのが「ハチ」。
先月末も山形県で警官を含む7人がスズメバチの大群に刺され、
大きな事件となりました。
ハチの被害は8月〜9月がピークですが、
越冬を前にハチの攻撃性が高まるこれからの季節も注意が必要と
言われています。

ハチの被害を避けるためには、その習性を知っておくことが大切です。
1)黒い衣服を攻撃する性質がある。
2)ヘアスプレーや化粧品の匂いに興奮する。
3)ジュースなどの飲み残りをエサにすることもある。

ハチの巣に近い場所へ行く時はこれらの習性に気をつけて。
ハチが寄ってきても手で振り払うと攻撃されたと思われるので、
じっとしてゆっくりと後ずさりして逃げるようにしましょう。

そして万一ハチに刺された時には、
毒針を自分で抜くと逆に押し込んでしまう可能性もあるため、
お医者さんの専用の道具で抜いてもらう方がいいようです。

俗説で「ハチ毒にはアンモニア(おしっこ)をかければいい」と
言われていましたが、
これはまったく効き目がないことが指摘されていますので、
保護者の方々もご注意ください。

もし、刺されて気分が悪くなったり呼吸困難になったときには、
ハチ毒アレルギーの危険があります。
とにかく一刻も早く病院へ連れていくことが必要です。
症状が現れてから心停止まで15分という例もあるようです。

また、ハチ毒アレルギーは2度目に刺された時に起こりやすい
とも言われていますが、
1回目でもアレルギーの症状が出ることもありますので、
いずれにしても刺された時には細心の注意が必要です。

リンク

厚生労働省 

ハチに注意〜林業・木材製造業労働災害防止協会

教えて「ハチ博士」八王子市役所編

蜂毒アレルギーってなあに?